災害拠点病院
災害拠点病院とは、災害医療を最大限に効率よく実施するために拠点となる病院のことです。
1995年5月(災害拠点病院は阪神、淡路大震災後)に厚生省健康政策局長通知により取り組みが始まりました。
集団災害医師
集団災害医師とは、災害サイクルやトリアージ(治療優先度)などを導入した災害医療に特化した集団災害医学会のことです。
医療危機管理
医療危機管理(リスクマネジメント)とは、医療に関わるさまざまなリスクが存在します。
リスクを分析したり同定などをしてリスクを軽減することを目的とした活動のことです。
リスクとは院内感染や財政的危機、医療事故、過誤などのことです。
被害想定
被害想定とは、災害などによって引き起こされる被害の程度を予想して、防災対策をしようとすることです。
被害想定は地域防災計画に実施されるのが普通ですが、事後に発生した災害を予測するリアルタイムシミュレーションというものがあります。
起こると予想される被害の状況を連想し、イメージするシナリオ型想定や災害に対しての脆弱性など、危険性をランク付けする方法もあります。
また、災害の発生場所などの規模を特定して統計的な手法を使って量的被害想定もあります。
オゾン層破壊物質
オゾン層破壊物質とは、クロロフルオロカーボン(CFC)、ハイドロブロモフルオロカーボン(HBFC)、臭化メチル、トリクロロエタン、ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)などの物質のことで、これらの物質はオゾン層を破壊します。
オゾン層に穴が開くとそこから有害な紫外線が降り注ぎ人体が浴びると皮膚がんなどを引き起こす可能性があります。
また、気候の不安定を招く原因だと言われています。オゾンに穴が開いてしまった部分をオゾンホールといい、年々拡大しています。
酸性雨
酸性雨とは、硫黄酸化物や窒素化合物が大気中で化学反応を起こし硫酸になります。
それが雨になったものが酸性雨です。化石燃料などが燃焼することによって硫黄酸化物や窒素化合物ができます。
pHが5.6以下のものが酸性雨です。酸性雨によって引き起こされる環境破壊の例として、植物、木々がかれたり、橋などの鉄骨が溶けてもろくなったり、銅像が溶けてしまったり、湖に酸性雨が降るとその湖に住んでいる魚が死んでしまいます。
なんとしてでも防止しなければいけない問題です。
ディーゼル
ディーゼルとは、ディーゼルという車のエンジンのことです。
このエンジンから排出されるガスには有害な物質、発がん物質や神経毒性のものが含まれています。
また、大都市の大気汚染や人にに与える影響は計り知れません。
ディーゼルの粒子状物質は100%、窒素酸化物は75%、炭化水素は56%ということが大気汚染物質の調査で分かりました。
ディーゼルによってがんよって死亡する人数は年間400人から2300人と計算されています。
喫煙
喫煙は健康に対するリスクが非常に大きいことが分かってきました。
喫煙者(通常能動喫煙者)と非喫煙者(受動喫煙者)に大別すると、通常能動喫煙者は心筋梗塞や肺がんなどのリスクが受動喫煙者に比べて2倍から4倍高くなることが調べで明らかになりました。
また、喉がんの場合は喫煙が原因だという率が95.8%です。
肺がんの原因は31%。たとえ受動喫煙者でも副流縁を吸引してしまうと、通常能動喫煙者またはそれ以上の悪影響を受ける可能性があります。
環境ホルモン
環境ホルモンとは、Endocrine Disrupting Chemicalsの俗語のことです。
ホルモン系に関する生殖や、発生に作用して機能を妨害します。
シーア コルボーン著作の奪われし未来が出版された影響で注目が集まることになりました。
ホルモン系に悪影響を及ぼす物質は、POPsやダイオキシン、農薬などです。
POPs
POPs(残留性有機汚染物質)(Persistent Organic Pollutants)とは、分解しにくい物質なので環境の中で残留し生物濃縮性をもつ有機化合物です。
底質中または土壌の中では6ヶ月以上残留し、水の中では2ヶ月以上残留します。
ポリ塩化ビフェニル
ポリ塩化ビフェニル(PCB)とは、昔使われていた熱媒体、絶縁油、インキなどに多く使われていたPOPs(残留性有機汚染物質)と呼ばれている物質の一種で、環境中に残留して動物に悪影響を与えます。
1974年にスウェーデンの研究者が動物に対する悪影響を発見した後にポリ塩化ビフェニルは製造中止になりました。
また、日本でもカネミ油症事件が有名で、1968年に食用油の中にPCBが混入して、約1800人が被害にあいました。
ノニルフェノール
ノニルフェノールとは、工場で原料として利用されている物質で、SPEED’98のリストにある物質のひとつでもあります。
ノニルフェノールによって生物に悪影響があることが明らかになりました。
例えば、メダカの精巣卵が形成されることにより、メダカのオスがメス化したりします。
ノニルフェノール の主な用途は洗浄剤でアルキルフェノールエトキシレートが原料です。
アルキルフェノールエトキシレートは環境中で分解しますが、分解されにくいノニルフェノールになります。